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October 28, 2005

雪化粧

mt

週末のドライブ帰りにすっきりと美しく見えた富士山。ほんの少し前まではまだ青く殆ど雪はなかったのだが、このところの冷え込みで、上の方がうっすらと雪を被っている。


そして、これ(↓)が今日の富士山。撮った場所は違うけれど、先日の雨が富士山では雪だったらしく、もうこんなに真っ白になっていた。富士山にはやっぱり雪がよく似合う。

mt

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October 27, 2005

足音

autumn_leaves

週末、カメラを持って家族でドライブ。本格的な紅葉はまだまだだけれど、すっかり秋の光、秋の風だった。


oct05fz10_0452
山奥の古いお寺。ここは石仏で有名な所で、遠くからわざわざ撮影に来る人もいるらしいが、この日は人影もなく、静寂を破るのは我が家の息子たちとその父親のみであった。誰にも邪魔されずにじっくりと写真を撮りたいな...という思いがよぎらないわけでもなかったが、やっぱりこんな寂しい所にたった1人でいるのも嫌なので、付き合ってもらったことに感謝することにする。


hydrangea_in_october
枯れた花に混じって、一輪だけ青々と咲いていた紫陽花。10月も終わろうとしているこんな時期に何故?

よく見ると、菊の近くにはガクアジサイも、白く、美しく咲いていた。後ろの木は紅葉しているのに...。
hydrangea_in_october_2


午後も遅くなると冷たい北風が吹き降ろしてくる。冬ももうそこまで来ているのだ。帰りを急ぎながらも、立ち寄った「道の駅」で新鮮な野菜を見たら、嬉しくなってつい買い過ぎてしまった。やっぱり食欲には勝てない秋。

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October 17, 2005

『きみについて』について

UFO

また教授ネタです。もうやめよう、と思いつつ引き摺っています。私の中では坂本龍一ルネッサンスが進行中で止まりません。

先日手に入れた『音楽図鑑』のCD(2つ前の記事なのでリンクの必要もないけれど)。この中に、LPにはなかった『きみについて』が収録されていた。聴いた途端にタイムスリップし、ある映像が蘇ってきた。この『きみについて』は今から20年以上も前に、某生命保険N社のCMに使われていた曲で、このCMには坂本龍一自身も出演していた。古い日本家屋のこげ茶色の板の間で、食膳を前に正座する教授。高校のクラスメートの母親がN社に勤めており、泣きついてこのポスターを1枚調達してもらったのだが、大きなポスターを部屋に貼るという習慣がなかったため、丸めたまま何年もベッドの下かどこかにしまい込んで、その後いつの間にか処分してしまったらしい。保険に加入した人にはこの曲のシングル盤がプレゼントされるという特典もあったような気もするが(なかったかもしれない)、当時高校生だった私にはどうすることもできず、ただ何としてもこの曲が欲しい、と切望しながら、こちらの方もいつの間にか忘れてしまった。CMに使われていたときにはあまり気付かなかったが、今よく聴いてみると、糸井重里による詞もとてもいい。

あー、買って(もらって)よかった、『音楽図鑑』。やっぱりこの頃の教授の曲には、「作曲した」というより「湧き出てきた」としか思えないものがあり、『音楽図鑑』はどの曲もいい。何度聴いてもいい。最高。

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October 15, 2005

記憶

gate_1

幼い頃住んでいた街。思い出のかけらが詰まった建物の数々。

そんな中でも特に思い入れのある場所のひとつ。何年かぶりにたまたま通ったら空き家になっていた。驚くほど荒れ果てていて、この状態はかなり危険なものに思われた。のんびりしていたら、取り壊されてしまいそうだ。迷わずFM2にフィルムを入れて、仕事の早く終わったある日、ひとり出掛けた。

郊外ののっぺりした新しい街とは違って、生活の匂いが立ち上ってくるような地域である。それでも多くの家は建て替えられて小奇麗になり、店は消え、平成の街になっていた。目指すこの建物が廃墟になりながらも今まで残っていたのが奇跡のようにも思われた。散歩する老人や学校帰りの中学生の目を気にしながら、恐る恐るシャッターを切る。通りに面しているので必要以上にびくびくしてしまう。変質者とまではいかなくても、こんな所でパシャパシャとシャッターを切っているのはやはり変なオバサンに見えているに違いない。途中の門が閉ざされていて、敷地の奥まで入れないのが悔しいが、入り口の方の階段はまだ登ることができたし、ほんの少しでも写真という形でこの場所を記録しておきたかった。

しかし、何か様子が変である。いくら撮ってもフィルムが終わらないのだ。嫌な予感。車に戻ってフィルムを巻き戻すと、全く手応えがない。多分1枚も撮れていないだろう。子供を迎えに行く時間が近付いていて、撮り直す余裕はなかった。撤収。

案の定、現像に出したフィルムには何も写っていなかった。何という失態。が、がっかりばかりはしていられない。気を取り直して、2週間後のおととい、再び挑戦してきた。今度は失敗のないよう慎重にフィルムを装填し、もう人目は気にしない覚悟もできていた。今回は壊れたままの20mmも連れて行った。ちなみに、上の写真は50mm、下の写真が20mmで撮ったものである。結構気に入った。開放でしか使えない20mmだが、このくらいの写真が撮れるのなら私としては満足で、修理はどうでもよく思えてきた。(むしろ50mmの方が門のピントが甘くてちょっと失敗) 実際にその場に立ってみると、こんなにも狭い場所だったのか、と驚いたが、20mmの強調された遠近感の方が幼い頃見た風景の記憶と重なるのだった。

そう遠くない将来に取り壊されてしまうだろうけれど、その前にできればもう一度、今度はデジカメも忘れずに持って行こう。

gate_2


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October 14, 2005

やる気は充分

oct_20051

秋だから、という訳ではないけれど、どっぷりと音楽に浸かっている。先日書いた教授の『/05』と、その直後に妹からプレゼントされた『音楽図鑑』(坂本龍一・1984年)を、連日飽きもせず聴いているのだ。『音楽図鑑』を聴くのは、もう何年ぶりなのか思い出せないほど久しぶり。「LPで持っているものをCDで買いなおすのは勇気が要るよね」、と貧乏な発言をしてしまった私を不憫に思ってか、妹が買ってくれたのだった。

そろそろ聴くだけでは物足りず、自分でも弾きたくなってきた。このところ、バッハしか弾く気になれなくて停滞気味だったピアノ。坂本龍一に限らず、他の作曲家の作品やジャズなんかにも挑戦したくなってきた。迷っているのは、これ。オフィシャル・スコアブック 坂本龍一『/04』。教授自らの手によるオリジナル楽譜、というのは魅力だが、曲目を見るとやっぱり『/05』の楽譜が欲しい。来年あたりに発売されないかな...。

クラシックからポップスまで、好きな曲だけを練習したい、という時にはこんなのもよさそう。ヤマハのサイト、『ぷりんと楽譜.com』。 ここでは1曲単位で購入し、ダウンロードした楽譜をプリントできる。ピアノ以外の楽譜もある。(残念ながら、Macには対応していないようです...ごめんなさい)

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October 13, 2005

甲州

kaiji

宝石のような「甲斐路」。
さっぱりとした甘さと固い果肉は魅力的だけれど...。


やっぱり、好きなのはこちら、「甲州」。

甘く、酸っぱく、仄かに渋く、口に含めば秋の香り。
美味しいワインの原料となるのもうなずける。

koushu

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October 09, 2005

迷い

dragonfly

小学校に続き、次の週に行われた保育園の運動会。一通り終わってほっとした。永遠に続くかと思われた保育園生活も今年度が最後だと思うと寂しくもあり、なかなか感慨深いのだった。こうして、子供たちもどんどん大きくなってしまうんだなぁ...。 と、ため息。

これからは入学準備期間に入るので、保育園でも午睡の時間がなくなり、簡単な字の練習や給食を時間内に食べ切る訓練(!)なんかを始めているらしい。園では体が一番大きい次男だが、見かけとは反対に食べるのが遅く、注意されながら最後まで残って食べているらしい。長男のときもそうだった。迎えに行くと、先生に決まって食事のことを指摘された。「小学校の給食は時間が短いので、25分で食べられるようにしないと本人が苦労しますよ」、と。そして案の定、小学校に入ってからはこんな感じで、わたしもちょっと凹んでしまったのだった。

食べるのが遅いのは私譲りなので(いつも掃除の時間まで残されて、ひとり給食室に食器を返しにいくような子だった)、男の子でもそうなのか、と驚きながらも、まあ仕方がないな、とも思ってしまう。焦れば焦るほど喉につかえて飲み込みにくくなり食欲も失せてしまうし、そんな気分で食べたって消化にもよくないんじゃないか。私自身、今でも食べるのはかなり遅い方だが、だからといって日常生活で困ることは一つもないし(困ったのは小学校の間だけ)、遅いということを除けば、何でも残さずよく食べるほうである。大体、25分というのは食事の時間として短すぎるのでは。

と、給食については自分の思い出とも重なってかなり反抗的な私だが(もちろん先生に面と向かって文句を言ったりはしないけれど)、他にも確かに練習しないといけないことがたくさんあるので、そちらの方は素直に言うことを聞くつもりだ。我が家の場合、スローな母親と、「超マイペース」な父親(これもお国柄なので仕方がない)に育てられているので、集団生活の中では苦労も多いであろう息子たち。あまり苦労が多いのも可哀想なので、私も気を引き締めて頑張らなくては...。

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October 06, 2005

教授~。

運動会や秋の遠足が続いて慌ただしいものの、暑くもなく寒くもない気持ちのよい日が続いている。今日は夕方から雨。灰色の空の下、ひんやりと湿った空気にキンモクセイの香りがどこからともなく漂ってきて、甘く、懐かしく、どうにかなってしまいそう。

と、気分もすっかり秋なこの頃。昨日は仕事も早く終わったのでCDショップに走り、ioさんmarmotbabyさんのところで目にし、気になって仕方がなかった坂本龍一の新作『/05』を手に入れた。実は教授のアルバムを買うのは久しぶり。沖縄ソングや「癒し」も悪くはなかったけれど、この10~15年は坂本龍一の音楽に対してはどこかモヤモヤしたものを感じていた。特に子供が生まれてからは私自身がとても忙しく、音楽を聴く余裕が殆どなかったので、教授の音楽といってもCMや映画で耳にしたり、ネット上で試聴する程度だった。(それすらも「ふむふむ、最近はこんな感じね」と納得して終わってしまい、アルバムを買うまでには至らなかった) それが、熱く語られるioさんの言葉からも今回は期待大なので買ってみよう!と言う気持ちにやっとなったのだった。大好きな『Thousand Knives』が収められているというだけでも聴いてみる価値がある...。

期待が膨らんでいるまさにその時、BS2で『坂本龍一 Japan Tour 2005』が放送された。もう寝よう、と思いつつ何気なくBS2に合わせたら、タイトルが目に飛び込んできた。インタビューは見逃したらしいが、ライブは丁度始まるところだ。

余計な音のないすっきりとした構成で演奏される曲の数々。とてもよい。 『Thousand Knives』は『千のナイフ』のオリジナルの印象が強過ぎて、YMOの演奏には今ひとつ馴染めなかったのだが、このライブでは抑制の効いた素晴らしいアレンジで演奏されていた。そして、『Happyend』。全く新しく生まれ変わっていて、ゾクッときた。ラスト・エンペラーの『Rain』も改めて聴くと、こんなに美しい曲だったのか。小山田圭吾もいいけれど、嬉しかったのはスティーブ・ジャンセン(デヴィッド・シルヴィアンの弟でジャパンのドラムス担当)が参加していたこと。もっとミーハーなことを言えば、『World Citizen』でデヴィッド・シルヴィアンの声のみが流れるのが、ライブという形の中では少し違和感を覚えてしまった。が、これは「本人を見たい!!」という私の独り言なので聞き流してください...。そういう意味では、生ピアノとパーカッション、ベース(だったと思う)以外はステージ上のアーティストがどの音をどんな風に受け持っているのか非常にわかりにくいのだが、それでも久しぶりのツアーとして敢えてこのスタイルのライブで聴かせる、というところに教授のどんな思いがあったのだろうか。理屈はともかくとして、私としては素敵な音楽を久々に届けてくれた、それだけで大満足である。(ちなみに参加メンバーは、スクーリ・スヴェリソン,スティーヴ・ジャンセン,小山田圭吾,クリスチャン・フェネス)

肝心のアルバム『/05』は、ライブよりももっとシンプルなピアノのみによる演奏だが、ストイックな音がとても新鮮で心地よい。古い曲の数々も、単に過去の遺産を掘り出してきたというのではなく、新しい命を与えられて今まで以上に輝いている。ただ、あまりにも無難にまとまり過ぎた、私にとってはギリギリの曲(とちょっと感傷的な演奏)がいくつかあるのも事実。これはあくまでも個人的な好みであって、コードの美しさなどはさすが、教授だと思うのだが。教授には、やはり「癒し」よりも、marmotbabyさんおっしゃるところの「終わって欲しくない」曲、私にとってはゾクゾクっと落ち着かない気持ちにさせてくれる曲をこれからも作ってほしいし、演奏してほしいし、歌ってほしい。(例えて言えば、『Perspective』や、『羽根の林で』、『Last Regrets』、『Germination』...などなど。獣だったら背中の毛がピンピン逆立っているはずです)

05

/05 坂本龍一

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